社会生活を送る以上、必然的に人間関係が形成され、人付き合いというものが発生します。
それは学校や会社の人だったり、友人知人、生活圏の人達など様々ですね。
私たちは、それらの人に対して知り得た情報を無意識に総合的判断して人付き合いを
しているのです。もちろん、他人から見た私というのも同じように。
見た目の第一印象は、その人のイメージに強く影響します。
可愛らしいお洋服を着ている。ちょっと変わった色のジャケットを着ている。髪留めが珍しい。ビジネスカジュアルだ。派手で賑やかな服装だ。
奇抜な髪型だ。ボブカットがもすぬごく似合ってる。身長が3mだ。などなどなど。
そしてその最初の印象は、次にその人に会ったときに比較対照の材料になります。
可愛らしいお洋服を着ている→今日も可愛いお洋服だちょっと変わった色のジャケット→同系色のジャケットだ
髪留めが珍しい→あ、こないだ見た珍しい髪留め!
ビジネスカジュアル→今日もビジネスカジュアルでお洒落だな
派手な服→今日も派手な服だ
奇抜な髪型→おおう、今日はまた一段と(ry
ボブカット→なんだか未だにセーラー服とか似合いそうだな
身長3m→いつみても高い!
と印象の強調・繰り返しが行われたりします。もちろんその人物に対する関心度が
高ければ印象付けも強いものになります。
つまりどういうことか。
普段、何気なく見ている他人の印象付けは、同じように自分も見られているということ。
そして、それが恋愛対象者に対してのものであれば、必然的に良く見せるということが重要視されてくるわけです。
但し、これには注意が必要です。
見かけ重視なのか、行動・内面重視なのかで変わってきます。先に挙げた例は、実はすべて「見かけ」の要素です。
ほぼ両方を備えた人は、まずいないと思ったほうがいいでしょう。
もちろん補うことは可能ですけれど。
恋愛対象者(こちらが想う相手、自分を想ってくれる相手)には、相手の傾向や
相手が重視している方向性を見極める必要があります。見かけ重視か、行動・内面重視か。
実は、これを見極めるカンタンな心理テストがあります。
「自分の家のガレージには、どんな車が停まっている?」この質問の答えこそ、回答者が相手に対する見かけ重視か、行動・内面重視かの
答えだったりします。
スポーツカーや高級車を選ぶような人であれば見かけ重視。
燃費がいい、性能面やスペック、使いやすさなどであれば行動・内面重視。
これらの見極めから、相手の傾向を知ることもできます。
例えば、見かけ重視の人に苦労話や計画的な話しをしても無意味です。行動・内面重視の人に、お洒落やファッションなども無意味です。
(極端に言えばですがw)
そうした向き不向きの傾向や、人を見る目が何を重視しているか解るだけで
人間付き合いや恋愛の一助となることでしょう。
柊木彩弥です。
ジョハリの窓にも通じる今回の見る目、見られる目。
趣味的な傾向からも、その人の傾向が推測できたりします。例えばコスプレイヤーさんであれば見かけは非常に強く意識し
同人作家は行動・内面・様式美などを重んじます。
他にも、女性であれば他人の目を意識したファッションやお化粧
男性であれば、ビジネスマナーやスキルアップ、行動様式など。
もちろん、どちらにも通じている方もいますけれど、傾向として。
また見かけの良い人は行動や内面批判が強化されたり
行動・内面重視の人が見かけ批判が強化されるという傾向もあります。これらは一方が優れていることで、弱い部分がクローズアップされやすいもので
何らかのきっかけで、指摘されるときに集中砲火を浴びる注意点でもあります。
解りにくいので例を挙げると
・身なりはいいけれど、あいつは食事マナーが悪い・常識を弁えてるけど、いつも服装がワンパターンだ
という感じ。普段、他人に思ってることは、他人からも思われたりします。
これをジョハリの窓に当てはめてみると、まーぴったり使えたりw
こんなところから、いっそのこと付き合う人の傾向と自分の傾向を
比較して、同じ傾向の人を選ぶというのは実はありだったりします。見かけ×行動・内面で、相手の欠点を指摘しあうよりも
見かけ×見かけor行動・内面×行動・内面同士。
これなら、お互いの欠点は欠点ではなく共有にできます。
もっとも、傾向が違っても許容しあえる懐の広さや魅力があれば殊更に心配することもありませんけどね。